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魔法使いと優しい少女
第3話 友と呼べる人[前編]
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はそれを試してみた。
するとバンパイアの体が小さくなっていった。
狼牙「お前!」
バンパイアの正体は俺のクラスメートのエヴィ・スライサーだった。

エヴィ「まさか水魔法が使えるとはな。」
そうエヴィは言った。
狼牙「なら、手加減なしで倒させてもらうぜ!」
俺は右目の色を黒から赤に変えた。

狼牙「いくぜ!爆熱!炎竜砲口!」

俺はそう言って空を高くジャンプして口から強力な炎を放った。

エヴィは片手を上に向けた瞬間炎は凍った。

俺は上手く着地した。
そして近距離で攻撃を仕掛けようとした瞬間何かが俺の腹部に強力な打撃を入れてきた。

俺は100m程ぶっ飛んだ。

俺は横を見ると薄緑の髪の女子六月が立っていた。

狼牙「何でお前が?」
俺はふらつきながら聞いた。

六月「私はマスターのメイドですから。」
そう六月は言った。
六月は俺の首を掴んで片手で俺を持ち上げた。
狼牙「ぐっ!」
俺は苦しみながらあいつの顔が浮かんだ。

能美の顔が。

エヴィ「貴様の先祖のせいで何百年も高校生をやり続けたからな!その呪を解くには貴様の血を吸えば元に戻れる!」

そうエヴィは言った。
狼牙「クソが!」
六月を倒せば早いのだが俺は同級生に危害をくわえる気は全くない。

俺は薄れ行く意識の中あいつと過した記憶が走馬灯のように感じた。

?「神山くん!」
いきなり誰かの声が聞こえた。

その瞬間俺の中の魔物が目を覚ました。

俺は体から魔物の力を発動した。

狼牙「さぁ!お前を地獄に送ってやるぜ!」

俺は腕に紫色の剣が生えた。

尻にはサソリの尻尾が生えた。

体は銀色の毛が生えた。
顔はオオカミの様な感じになった。

エヴィ「何?こいつは…。」
エヴィは俺を見て驚いていた。



-ゆたか-


私はコンビニの帰りに神山くんがヴァンパイアと戦っているのを目撃した。
私が神山くんを声を掛けた瞬間神山くんの体に変化が起きた。

体が獣の様な感じになっていた。

?「六月!そいつを始末しろ!」

ヴァンパイアは六月さんにそう命令していた。

六月「解りました。マスター!」

六月さんは神山くんに攻撃を仕掛けた。

神山くんは片手で受け止めた。

そのまま体から鎖を生やして六月さんを絡み付けた。
?「っち!氷よ!敵を封じろ!アイスバインド!」

地面から氷のチェーンが神山くんを捕えた。

しかし神山くんは馬鹿力で氷のチェーンを粉砕した。

そのまま神山くんは右手に雷系の魔法を六月さんの腹部に打ち込んだ。
狼牙「うおおおお!!」
六月さんは10mふっ飛んだ。

?「っち!今日はこの辺で帰ってやる!」


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