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魔法使いと優しい少女
第3話 友と呼べる人[前編]
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-狼牙-


俺は朝早く目が覚めて隼を片手に持ちながら手入れをした。

狼牙「さてと学校に行きますかな。」

俺はそう言って刀とカバンを持って学校に向かった。


〜学生寮の出入口〜


俺はあくびを噛み締めて学校まで登校した。

ゆたか「あ、神山君!!おはよう。」

後ろから能美の声が聞こえた。

狼牙「よう、早いな。」
俺はそう言った。


〜私立時風高校〜


俺は能美と一緒に靴箱にローファーを入れた。
ゆたか「ねえ、今日の一時間目ってなに?」

能美はそう聞いてきた。
狼牙「確か…体育じゃなかったけ?」

俺はそう言って自分のクラスに向かった。

ゆたか「ねえ、神山君はあの怪物と戦ってたけどあれは何なの?」

そう能美は聞いてきた。
狼牙「ああ、アンデットモンスターな、アンデットモンスターは合計で64体も存在するらしい。」
俺はそう能美に説明した。
ゆたか「そんなに!?」
能美はめちゃくちゃ驚いていた。

狼牙「ああ、俺は確か9体近く倒したかな。」
俺はそう言ってカードを調べた。

ちょうど9枚近くあった。
俺は能美にそれを見せた。ゆたか「うわあー!いろんなカードがあるんだね!」

そう能美は言った。
狼牙「ああ、種類は様々だが得意な属性と苦手な属性に分かれてるからな。」
俺はそう言ってカードをポケットに入れた。

男子A「おい、神山聞いたか!」

いきなり男子の1人が俺に近づいてきた。
狼牙「何を?」
俺は頭に?マークを浮かべた。

男子A「最近この近くでバンパイアが出没するらしいぞ。」

そう男子は言った。
狼牙「バンパイア!?って何だっけ?」
ダァアアアアア。
その場に居た生徒全員がずっこけた。

ゆたか「ヴァンパイアって言うのはね簡単に言うと吸血鬼の事だよ。」
そう能美は言った。
狼牙「へぇ〜。でもよドラキュラとはどう違うんだ?」

俺はそう聞いた。
ゆたか「よくは解らないけど出現した場所とかかな?」

そう能美は頭を傾けた。
?「バンパイアとドラキュラの違いはバンパイアは主に女性が多くドラキュラは男性が多いいらしい。」
そう言ったのは一番後ろの席の女子だった。
俺もよく名前は覚えていないがいつも授業を適当に聞いている感じの奴だった。
?「それからバンパイアは魔法を使う者が多いがドラキュラは力が強いらしい。ま、苦手な物はかなり一緒だがな。」

そう言って女子は自分の席に戻っていった。

ゆたか「ねぇ、あの子は?」

能美は俺に聞いてきた。
狼牙「確かエヴィ何とかだったかな?」
俺はそう言った。

?「エヴィ・スライサーです。」

そう言ったのは六月と呼ばれる不思議な女子
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