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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第22話-2 『まくらと計佑、雪姫とアリス。「笑い事じゃないよぉっ!?あの人の場合、本当に実現しそうな未来じゃないの……!」』
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計佑の謝罪を勘違いしたまくらの言葉だったが、それを訂正して、説明する事は出来なかった。
今の自分の感情の流れが、自分自身でもさっぱり理解出来ていなかったから。
まくらに恋人が出来たりしたら、きっと腹は立つだろう──昼にまくらに語った通り、それは予想していたつもりだった。
けれど、想像ではなく現実になりそうだと思い知らされた瞬間の、
熱すぎる感情──予想とはまるで違う、あの激しさは一体なんだったのか。
そして、それが杞憂だったと分かった瞬間の、安堵感。
──展望台でまくらが突然消えて、ホタルから無事を告げられた時に感じたそれに劣らないくらいの──安心感だった。
──嘘だろっ……まさか……俺って……オレって……!!!
それらの事実から、少年は、認めがたい真実を……もう、認めるしかなかった。
──……オレって、こんなにシスコンだったのかよ……!!!
……少年が、その結論に頭を抱えた。
──マジかよ〜〜……まさかオレが、そんなイタイ兄貴だったなんて……!!
そんなみっともない自覚に悶絶していると、まくらがそっと声をかけてきた。
「ね、ねえ……ホントに気にしないでってば。私なんて、今日は4発も殴っちゃったじゃん?
……まあ、あんたが先輩にした事を思えば当然の分だとは思うけど……
それでも、ちょっとやり過ぎ感はあったし……だから肩を掴むくらいの事なんてさぁ?」
「……いや、オレが今凹んでるのはその事だけじゃなくて……」
まくらがもう一度フォローし直してくれるが、自分が苦悩しているのは全然違う事なのだ。とはいえ、
「実はオレ、すごいシスコンだったんだな」
……なんてセリフを、よりにもよって、当人であるまくらになんて言える筈もなくて。
「……ちょっと、詳しくは言えないけど。ホント、ごめん……」
そんな風に、もう一度頭を下げた。
「……はぁ。しかしお前がまさかなぁ……夢にも思わなかった……」
呟いて。ぐっと身体を前に倒し、あごをベッドに乗せた。まくらを見上げて、尋ねる。
「なぁ……失恋したって言うけど……詳しく聞いてもいいか?」
「ええええぇ!? いっいやっ、それはちょっとパスしたいんだけどぉ……!!」
まくらが慌てるが、じっと見上げる。見上げ続ける。
──やがて、ついに根負けしたのかまくらが口を開いた。
「……はー。
……何でよりによって計佑に……えっと、一言で言うと。
私の好きな人には他に好きな人がいる。そ
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