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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第22話-1 『硝子の入部、まくらからの追求「今のは世の中の女のコ全員からの一撃だ!オマエみたいな男は、ホントもう存在すんな!」』
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ついての報告かな。
とりあえずは夏休みの予定についてってことになる」
まくらの疑問に計佑が答えた。
「部長は計佑、おまえに決まりだよな」
「えっオレか!? なんで決まりなんだよ」
茂武市がニヤニヤと決めつけてきて、計佑はそれに慌てた。
「だってお前が言い出しっぺだろ? 星に詳しいのもお前なんだし」
「そりゃそうだけどさ……詳しいのはお前も一緒だろうに……」
困った計佑が、つい雪姫を見つめてしまう。
「……えっ、私は無理だよ? いつも来れる訳じゃないし、
直に引退の三年なんだから、どっちにしろ計佑くん達の中から選んでおかないと」
雪姫が困ったように笑ってみせて、その正論で、流石に雪姫については諦めるしかなかった。
「そりゃそうですよね……でもオレもガラじゃないと思うんだよな。……茂武市、やっぱお前がやらないか?」
普段はおちゃらけているが、実は結構しっかりしている友人。
メンドくさがりではあっても、責任感がない訳でもない。
こういう柔軟な人間のほうが、意外と向いているのではと思ったのだが……
「うーん、反対っ!!」
「それだけはないよ、目覚くん」
「ヘンタイメガネが部長なんてダメに決まってるだろっ」
「……やっぱり茂武市くんも言ってた通り、計佑くんがいいんじゃないかな?」
──女子全員から否定されてしまった。
「……どーせオレなんか……」
茂武市が、ガックリと項垂れた。
茂武市は表面上だと、ただの女好きにしか見えなかったりするので仕方なくもあるのだけど、流石に可哀想になった。
「わっ、わかりました!! オレが部長をやらせてもらいます。それじゃあ次は活動内容について──」
慌てて話を切り替えようと、計佑は観念して部長を引き受けたのだった。
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「高いたか〜い……流石にホタルよりは重いな、お前。まあアイツは今、6歳くらいだろうから当たり前だけど……」
「こっこら〜っ!! これは子供扱いがすぎるぞっ、けーすけ!!」
──活動内容についての話し合いは、結局保留になっていた。
本来なら、天文に詳しい計佑と茂武市で進めていくべき話だったが、
すっかりふてくされてしまった茂武市は、まともに話し合いに参加してくれず。
流石に悪いと思ったのか、今はアリス以外の女子3人が茂武市を慰めにかかっていた。
まあ女子3人に囲まれれば、茂武市の事だからすぐに機嫌は治るだろう。
──先輩だけは、別にキツイ事は言わなかったんだから加わる必要ないのに……
などと微妙に面白くない気分もあったが、
取り残された計佑はアリスといちゃつき? 始めていたのだった。
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