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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第19話 『中等部からの新入部員。「いやっ!?こっ来ないで計佑くんっ!」』
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で行動するコトは、そんなに変なコトじゃないんだよ〜?」

 動揺しているのか、完全に子供を相手にするような話し方になっている。
──まあ無理もなかった。エリスは見た目だけでなく、言動まで中学生とは思えない子だった。
しかしエリスはまくらの弁解など聞く耳持たずで、

「ハッ!? いっいや、そんなコトはどうでもいい!!  お前、そこの目覚計佑とどういう関係だ!?」

 まくらに詰め寄ると、そんな事を尋ねていた。

「ヘっ? 関係、と言われても……」

 まくらがチラリと計佑を見てくる。代わりに計佑が答えた。

「そいつは音巻まくらって名前な。ソフト部メインのかけもち部員で、
オレとの関係は……まあ幼なじみなんだけど、相当付き合いは長くてもう家族みたいなもんだ」
「あっ、オレは茂武市はじめー!!」
「家族みたいなもの……? でも幼なじみってコトは血はつながってないワケで……」

 茂武市の名乗りに関しては、エリスは全く関心がない様子だった
何やらブツブツとつぶやいて、やがてキッと顔をあげると、バッと飛び退った。
 まくらと計佑をババッと指さして、

「あんた達、二人共お姉ちゃんの敵なのねっ!?  ……許さないんだからっ!!」

 急に普通の言葉遣いになって喚くと、さっさと部屋を飛び出していった。

「……何なの一体……?」
「……さあ……?」
「……オレは無視ですか……?」

 あっけにとられたまま(一人涙目で)、呟く3人だった。

─────────────────────────────────

 次の日の、講習が終わった後。
 正式な天文部員4人が部室に揃って、会話に興じていた。話題は、昨日のドタバタしていた子についてだ。

「へ〜っ……中学生の新入部員が……? どんな女のコなの?」

 計佑が雪姫の疑問に答える。

「どんなコって……ちょっと変わってましたね。
なんかオレを名指しで絡んできたと思ったら、最後にはまくらまで敵視してたみたいで」
「計佑が敵視されたのは自業自得だと思うけど……でも何で私まで睨まれちゃったのかはよくわかんないよね……」

 まくらも首を傾げながら答えを添えて。それに、今度は茂武市が発言した。

「まあ確かにまくらちゃんのはわかんないけど、計佑のはマズかったよなぁ? お前随分しつこくからかってたじゃん」
「えっ!?  計佑くんが女のコをからかってたの!?」

 自分にはからかわれてばかりでいたり、
硝子相手でも良く気を使っていた所を見てきた雪姫が、驚きの声をあげた。
 それに対して、計佑が慌てて弁解する。

「あっいや!! 中二といっても、見た目がまるで小学生だったんですよ!!
んでなんかミョーに絡んでくるもんだから
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