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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第19話 『中等部からの新入部員。「いやっ!?こっ来ないで計佑くんっ!」』
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に──」
「「『プッ!!』」」

 "オトナのれでぃー" の部分に、3人とも吹き出してしまった。
慌ててまくらと茂武市は視線を逸らしたが、計佑だけは──

「おいちびっこ。漫才なら間に合ってるんだ。高校なんかに何の用なんだ? 早く小学校に帰れよ」

 しっしっと手を振ってみせた。
 3人ともに笑われてしまったエリスは、真っ赤な顔をして俯いてしまっていたのだが、
計佑のセリフに、ついには耳まで赤くなってしまった。
 まくらが慌てて、計佑に耳打ちする。

「ちょっちょっと計佑!! いくらなんでも言い過ぎ……」
「あっ、ああ悪い……」

 言われて、計佑も我に返った。
──実は、計佑は結構Sな性分だった。
それはまくらの事を大抵いじり続けてきたせいでもあるのだが、そのノリでエリスも弄ってしまったかもしれない。
──もしかしたら、最近は先輩にいじられ続け、挙句まくらにも弄られるようになってしまったストレスのせいもあったのかもしれないが──
ともあれ、確かにやりすぎたと思った計佑が、エリスに頭を下げた。

「ごめん、ちょっと調子に乗りすぎた。本当に悪かった」
「えっ!? なっなんだ、お前いきなり……」

 まっすぐに頭を下げてくる計佑に、エリスが戸惑いの声を上げた。
やたらと上から目線できていた人間が、いきなり頭をさげてきたので面食らったのだろう。
 けれど計佑は、そういう事を気負いなくやれる少年だった。

「な、なんか調子狂うやつだ……まあいい!! 張り紙なら見たよ。アタシもこの天文部に入れろ!!」
「OKオッケー!! 大歓迎!!」

気をとりなおしたエリスの要求に、茂武市が即答した。

「ちょっおい!! 何勝手に決めてんだよ!? 中学生を──」
「現状同好会なんだから、別にいーだろ。
部員として認められないにしても、夏休みの間遊びに来てもらう分とかには構やしねーじゃん」

 ヘラヘラと答える茂武市に、呆れる計佑。

──まさか、小学生に見えるコまで守備範囲とか言わねーだろーな……

 問題もあるヤツだけど、それでも親友と思えていたヤツだった。
けれど──ちょっと付き合い方考えようかな、と半ば本気で考えだす計佑を尻目に、
まくらがエリスに話しかけていた。

「緊張しなくても大丈夫だよ〜。男子ばっかじゃなくて一応私も部員だからね?」

 流石にこの辺は気が利くな、と計佑は感心していたのだけど、

「なっなんだお前……男二人の部屋に女ひとりでいたな!? ……たらし!?」
「「「ぶっ!!」」」

 喚いたエリスに、また3人の吹き出しがシンクロした。
慌てた様子でまくらが、

「あっあのねエリスちゃん!? えーと高校生にもなるとね、
別に男のコたちと女のコ一人
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