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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第18話 『雪姫、まくらと初遭遇。「計佑くんは、私のコトなんか好きじゃないからそんな風に言えちゃうんだ……!」』
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にいた私がよくわかってるっつーの!!」
パァァン!! と計佑の背中を力強く叩いてくる。
「いっっ……!! テメっ、運動部が全力で叩くなよ!?」
「えー!? ちゃんと手加減したっての!!」
思わず反撃しそうになったゲンコツを躱して、まくらがケラケラと笑う。
「焦んなくたって、すぐにまた目標なんて見つかるよ、計佑なら!!」
そう言って、ウインクしてくる。
──なんだよ……やっぱそういう意図かよ……
やはり予想通り、自分に気を使っての言動だったのだろうと確信する。
「生意気だぞコラっ」
恒例のワシャワシャをかましてやろうと、まくらの頭に手を伸ばしたが、腕をガッシと掴まれてしまう。
「んー? もしかして『凹んでるオレを励ますためにハシャぎやがって……』とか考えた?」
「なんだよ、お互いお見通しってワケか?」
ニヤリとするまくらに計佑が苦笑すると、
「ぶっぶーハズレー!!
……これは、私が幽霊の間色々お世話になった分のちょっとした恩返しだよ」
「恩って……大袈裟な。結局大したコトできなかったろ」
しかめっ面をする計佑に、まくらが顔をニコニコとしたものにかえた。
「バカ、頑張ってくれたコトが嬉しいんじゃん。だからまー、遠慮なんていいんだよっ。
本命の恩返しはまだこれからなんだし……白井先輩のコトがね!!」
「ばっ……!? だからそれはいいっていったろーが!!」
「とは言ってもどーしたもんかなぁ……
私は先輩知ってるけど、先輩はまだ私のコト知らないんだもんね……よし計佑っ、とりあえず先輩に私のコト紹介してよ」
「話きけよ!? だから余計なお世話だって言ってんだろ!!」
計佑が喚いてみせると、まくらがジト目になった。
「……もう私のコトは言い訳に使えないんだよ、計佑? 先輩に答え求められたらどうすんの?」
「……っ……!!」
ぐっと言葉に詰まる。──まさに昼間、それで弄られたばかりだった。
黙りこんでしまう計佑に、まくらからのトドメが飛んだ。
「基本、頼りになるおにーちゃんなんだけどなぁ……色恋にはどーしよーもないヘタレなのが残念なんだよねぇ」
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次の日の講習が終わって。
計佑は茂武市を捕まえて、昨日考えた事を提案してみた。
「なあ茂武市、天文部つくらないか?」
「天文部ゥ!? またいきなりだな……なんで部活つくるなんてコトを?」
「……ん……いやまあ、なんかちょっと始めたくなったんだよ」
昨日はまくらに諭されてしまったが、やはり妹分に差をつけられっぱなしなのは面白くない。
最近、先輩の事でまくらに弄られてし
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