第二十六話
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れば、日本の象徴である皇帝等がいなくなれば、それこそ帝国の再興は不可能になるな。
それくらい大切なんだよな国の象徴って。
「まあその話は置いといて、殿に参加するうちのビッグトレーは二隻だけだな?」
「はい。ビッグトレー2隻に、MS2個大隊だけです。第二師団と第三師団は、民間人を輸送完了後 日本から撤退して、秘密基地に帰投しました。第四師団は、ビッグトレー250隻の内、日本に30隻を残し撤退しました。此処にある2隻以外は、ギニアス大佐と共に東北地方で、避難させた民間人達の為に炊き出し等の活動を、行っております」
報告書を読み上げるイルマ中尉。現状では、俺も出撃した方が良さそうだ。俺は、椅子から立ち上がり斜め前の席に座って指揮をとっている、副長の元に移動する。
「少佐」
「はい?どうかしましたか?」
少佐が此方を見る。金色の瞳が綺麗で、尚且つ銀髪ツインテールで可愛い美少女だ。
「俺は出撃する。後の指揮を頼んだぞ」
「分かりました。無理はしないように」
「分かってるよ」
少佐の頭の上に手を置いて、撫でる。髪の毛がスベスベしてて、触り心地が凄く気持ちいい。
「・・・・か、閣下。嬉しいのですが、戦闘中ですので」
「そうだったな。では、出撃する。後を頼んだぞ」
少佐から手を離し、ドアまで移動する。
「イルマ中尉」
「(羨ましいな〜)は!はい!」
「管制、頼むぞ」
ニッコリと微笑んでイルマ中尉に、管制を頼む。イルマ中尉の管制能力はピアティフ中尉程ではないが、充分な管制の能力を持っているから、俺の専属オペレーターになってもらっている。
「・・・は!はい!お任せください(その微笑みが、カッコ良すぎですわ)」
「じゃあ行ってくる」
敬礼してドアをくぐり、艦内通路を走って格納庫に向かう。ノーマルスーツに着替えずに、格納庫に着いた。
急いで自分の機体に乗り込み、機体の電源を入れる。
カチカチ、カチカチ
ブォォォォォと音がして、機体の電源が入りコックピットが閉まり、全周囲モニターが映しだされる。丁度、MSが出撃して行く所だった。
「ジョニー・ライデン、出るぞ!」
真紅のザクURー2型がカタパルトから射出されて出撃していった。
待っていた、次のザクもカタパルトに移動した。
「白狼のシン・マツナガ、出撃する」
真っ白で肩のシールドに白狼のマークを入れた、ザクURー1型が出撃していった。
モニターに、イルマ中尉の顔が映る。
「不動准将。現在の状況をお伝えします。斯衛第二連隊の部隊が、京都手前地点で防衛線を引いて、応戦を続けていますが余り長く持ちそうにありません。急ぎ救援に向かってください」
「了解した」
グ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ