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MUVLUVにチート転生者あらわる!?
第二十六話
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れば、日本の象徴である皇帝等がいなくなれば、それこそ帝国の再興は不可能になるな。
それくらい大切なんだよな国の象徴って。

「まあその話は置いといて、殿に参加するうちのビッグトレーは二隻だけだな?」

「はい。ビッグトレー2隻に、MS2個大隊だけです。第二師団と第三師団は、民間人を輸送完了後 日本から撤退して、秘密基地に帰投しました。第四師団は、ビッグトレー250隻の内、日本に30隻を残し撤退しました。此処にある2隻以外は、ギニアス大佐と共に東北地方で、避難させた民間人達の為に炊き出し等の活動を、行っております」

報告書を読み上げるイルマ中尉。現状では、俺も出撃した方が良さそうだ。俺は、椅子から立ち上がり斜め前の席に座って指揮をとっている、副長の元に移動する。

「少佐」

「はい?どうかしましたか?」

少佐が此方を見る。金色の瞳が綺麗で、尚且つ銀髪ツインテールで可愛い美少女だ。

「俺は出撃する。後の指揮を頼んだぞ」

「分かりました。無理はしないように」

「分かってるよ」

少佐の頭の上に手を置いて、撫でる。髪の毛がスベスベしてて、触り心地が凄く気持ちいい。

「・・・・か、閣下。嬉しいのですが、戦闘中ですので」

「そうだったな。では、出撃する。後を頼んだぞ」

少佐から手を離し、ドアまで移動する。

「イルマ中尉」

「(羨ましいな〜)は!はい!」

「管制、頼むぞ」

ニッコリと微笑んでイルマ中尉に、管制を頼む。イルマ中尉の管制能力はピアティフ中尉程ではないが、充分な管制の能力を持っているから、俺の専属オペレーターになってもらっている。

「・・・は!はい!お任せください(その微笑みが、カッコ良すぎですわ)」

「じゃあ行ってくる」

敬礼してドアをくぐり、艦内通路を走って格納庫に向かう。ノーマルスーツに着替えずに、格納庫に着いた。
急いで自分の機体に乗り込み、機体の電源を入れる。

カチカチ、カチカチ

ブォォォォォと音がして、機体の電源が入りコックピットが閉まり、全周囲モニターが映しだされる。丁度、MSが出撃して行く所だった。

「ジョニー・ライデン、出るぞ!」

真紅のザクURー2型がカタパルトから射出されて出撃していった。
待っていた、次のザクもカタパルトに移動した。

「白狼のシン・マツナガ、出撃する」

真っ白で肩のシールドに白狼のマークを入れた、ザクURー1型が出撃していった。

モニターに、イルマ中尉の顔が映る。

「不動准将。現在の状況をお伝えします。斯衛第二連隊の部隊が、京都手前地点で防衛線を引いて、応戦を続けていますが余り長く持ちそうにありません。急ぎ救援に向かってください」

「了解した」


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