第二十五話
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た」
オペレーターより、報告が入る。ようやく増援が来たことで、ホッと一安心した。
「ふ〜、これで民間人は確実に脱出させられるな」
「そうですね。一安心しました」
ホッとした表情を見せる秘書官。ワシの機嫌も良くなったしな。
「援軍のビッグトレーから、通信が入りました。モニターに映像を繋ぎます」
中央モニターに、柄の悪い男が映る。軍服の上着の腕の長袖の部分を切って半袖にし、襟を立てて胸元を開けている。これで正規軍の制服なのだから、溜まったものではない。無意識のうちに、頭を押さえてしまった。
「コンスコン准将、お待たせしました。ノイエン・ビッター少将から援軍を命じられ参りました、ユーリ・ケラーネ少将であります。コンスコン准将は、民間人を連れて戦域を脱出してください。他の民間人は、我々が受け持ちます」
「ケラーネ少将、援軍感謝する。此方はもうすぐ定員に達する。定員になりしだい脱出する」
「了解しました。後はお任せください」
互いに敬礼して、通信を切る。椅子に座り直す。
「オペレーター、脱出定員に達したか?」
「はい!達しました」
「よし!艦転進!戦闘地域より撤退する」
「了解」×多数
民間人を乗せ、戦闘地域を離脱するのだった。
コンスコンsideout
シュタイナーside
我々サイクロプス隊は、現在姫路防衛線で帝国軍や在日米軍等と、共闘しつつBETAを迎撃している。俺が乗っているのは、ソロモンから持ってきたザクUFZ(フリッツヘルム)だ。部下達も全機ザクUFZ(フリッツヘルム)で統一している。
「隊長〜、ヒック!どうするんですかい?」
この酔っぱらっているのは、ミーシャだ。戦闘中にも関わらず、酒を飲む奴だ。
「ミーシャ程々にしておけ。お客さんが前から来るぞ」
「了解しやした〜。さて〜来いよ化け物ども!蜂の巣にしてやるよ!」
「へっへへ。ミハイルの旦那。自分が蜂の巣にされないように気いつた方がいいぜ」
通信画面に、バンダナを巻いた男が映しだされる。隊では二番目に若い、ガルシアだ。口は悪いがパイロットとしての、腕は一流だ。
「なんだと〜!よし見てろ!俺が光線級のレーザーを避けてやる所を」
「ホントに止めんか!来たぞ!」
前方から、時速100キロのスピードで突撃級のBETAが此方に向かって来る。
「全機跳んでやり過ごすぞ!バーニィ、しくじるなよ!」
「だ、大丈夫ですよ隊長!」
隊では一番若い優男の、バーニィにカツをいれる。戦闘経験は浅いが、呼び出されてからは、徹底的に訓練させたから、かなりの腕前のパイロットになったのだが、いかせん気が弱いのが玉に傷だ。
「よし
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