第二十四話
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半分まで低下している有り様だ。このままでは、全滅も時間の問題だ。
「しかし、凄いですな隊長。あのMSて奴は」
部下言う通りだった。我々と同じエリアで戦闘を続けているMS部隊を見る。青い機体、確かグフだったかな?が、ヒートサーベルと言う剣で、突撃級を真っ正面から、真っ二つに切り裂いていやがる。あれだけ切れ味が良いのが、羨ましいぜ。我々と一緒に戦っているのが、ヴィッシュ・ドナヒュー大尉て方だ。
盾に眼帯をした、ドクロを書いているから驚きだ。普通は、そんなものを描いたりはしないからな。
「墜ちろ!」
また、ヴィッシュ・ドナヒュー大尉の部隊の連携は、素晴らしいな。誰一人エレメントを崩す戦闘しない。完全に連携を組むように、動いている。また、グフて奴が要撃級をヒートサーベルで撃破した。
「我々も負けていられませんね、隊長」
「そうだな。今我々に出来るベストを尽くすか」
メビウスの部隊は、我々より更に前に進んで行く。そのせいか、我々に向かってくるBETAの数が減っている。
「お前達、メビウスの連中に何時までも面倒をかけるな!我々が日本を守るのだ!良いな!」
「了解(です)」×5
我々も負けずに前に出る。一人の部下がBETAの攻撃を回避するため、上空に跳躍した瞬間だった。
一閃まさにそれだけだった。
「お、大島!!」
部下の激震の管制ユニットは、ドロドロに溶けていた。中に居た衛士は、痛みすら感じる前に溶けて死んだだろう。
「隊長!光線級が出現しました!」
光線級。我々人類から空を飛ぶ事を奪った存在。絶対に味方を誤射しない最強の移動砲台が、戦場に出現した。
「ちくしょう!大島の敵!」
「止せ!今跳躍すれば、レーザーの餌食になるぞ」
「HQより各機へ、防衛ラインに光線級の存在を確認した。また、要塞級の存在も確認した。各機は光線級に注意しながら、戦闘を続行せよ」
「クソ!本部は俺達を、捨て駒にするつもりか!」
HQに通信回線が開いたまま、嫌みを愚痴る。
光線級のレーザーが、再び上空に発射された。
「え?誰か上空に飛んだのか!?」
「いいえ!我々は誰も跳躍していません!前方で戦闘している、メビウスの部隊も誰も撃墜されていません!」
BETAの不可解な行動に、首を傾げながら空を見ると、レーザーの中に何やら黒い影が見えた気がした。
「!!!た、隊長!レーダーに反応有り!上空です!」
「なに!!?馬鹿な、光線級が外す事など、有り得ないんだぞ!レーダーの故障じゃないのか!?」
光線級のレーザーを掻い潜って、空から此方に向かって来るなどまず無い。長期間戦闘をしている正で、計器の故障じゃないのか疑った位だ。
「いえ!IFF(敵味方識別
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