第二十三話
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慌ただしくなってきた。
「なに!帝国軍の展開状況は、どうなっている?」
ギニアス大佐が、オペレーターに問い合わせる。
「更に、緊急入電!デラーズ中将からです!重慶ハイブから、出撃したと思われる師団規模級のBETAと、九州中部地方で戦闘を開始したとのことです」
やはり、原作道理の展開になったか。ならば、動きますか。
「オペレーター。デラーズ閣下に入電だ。避難民は、四国に逃がすのではなく、沖縄に廻すように伝えてくれ。また、ユーリー・ハスラー少将にも入電せよ!四国に居る民間人を、可能な限り、本州に避難させよと。
また、四国の防衛を堅めて置くように伝えてくれ」
ビッグトレーの航行能力なら、問題なく沖縄に行けるし、この際九州の防衛は諦めて四国に兵を廻そう。そうすれば、姫路に増援を送れる。半日以上は持つだろう。その後、様々な指揮を執り続けるのであった。
悠斗sideout
ガトーside
私は今、私専用機のカラーリングに塗装された、ザクURー1型に搭乗して発進準備をしている。
「師団規模級のBETA群が、先程九州中部に上陸しました」
カチカチ
スイッチの電源を入れる。着々と出撃の準備を整える。先程から、金髪ポニーテールのオペレーターが情報を伝える。聞きながら準備を急ぐ。
「それで?何処を守ればよいのだ?」
「ガトー少佐は、出撃の後遊撃部隊として、各戦闘地域の援護に向かってください」
「了解だ」
「先程、民間人を乗せ脱出したビッグトレー20隻が、沖縄に向かいました。彼らの安全の為にも、BETAの防衛ライン突破を許さないでくだい。ご武運を」
ザクURー1型を移動させて、カタパルトから発進準備を完了する。
「アナベル・ガトー、出撃する!」
カタパルトから、一気に射出されビッグトレーから、飛び出す。スラスターを吹かしながら、戦闘地域まで飛び続けた。
15分後
ビッグトレーから、出撃した私は、戦闘地域に到着した。前方では、友軍の帝国軍が奮戦していた。
「ちくしょう!BETAどもが!」
「ヘイロー3、前に出すぎだ!青島、下がれ!」
「う、うわー!戦車級が、取り付いた、あ、脚が、やられた!く、くるなー!」
オープンチャンネルで、流れてくる通信を聞いていると、思わず、ギリッと、歯を強く噛み合わせてしまった。
(所詮戦場だ。誰かが死ぬのは当たり前なのだ。なら、私は今出来る最大限の戦いをしよう)
「HQ(ヘッドクォーター)、此方はメビウス所属アナベル・ガトー少佐だ。指示を頼む」
通信回線を開いて、指示を待つ。
「此方HQ。アナベル・ガトー少佐ですね。援軍感謝致します。エリア054が苦戦
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