のつぶやき |
2017年 05月 25日 (木) 20時 20分 ▼タイトル 最新話試し読み掲載 ▼本文 お久しぶりです、むぎちゃです。 あんまりこのサイトに顔を出していませんでしたが、久びさにアクセスしてみたところお気に入り登録が99件になっていて嬉しかったです。 お気に入り登録100人記念に何かエピソード書けたらいいなぁ……と思っています。 さて、タイトルにもあった通り最新話の試し読みを掲載します。 (以下本文) 背後からの敵の一撃を難なくかわして、お返しとばかりに鞭の一撃を喰らわした。 流石に一発で倒れるほどヤワじゃなかったけれど、適当な呪文を詠唱するだけであっさりと沈んでくれたのはいい。 倒れた敵には目もくれず、私は更に目の前の敵の駆除に当たる。 盾で鞭の攻撃を防ごうとする敵には背後から鞭を回り込ませて叩いて、その隙を突こうとする相手には呪文の一撃で対処。 更にその間に複数襲い掛かってきた相手には小悪魔のナイフを何本か投げつけて動きを止めて、鞭で纏めて撃破。 後は体力の低い魔物しか残っていなかったから一気にマヒャドで掃討。 「ついこの前倒したばかりなのに……」 小悪魔のナイフを回収しながら私はそう呟いた。 最近光の教団が力を増しているためか、グランバニア周辺でも魔物の大量発生や凶暴化といった話が多くなってきている。 グランバニア本土の守りは大丈夫だけどチゾットは洞窟経由で魔物の侵攻が起きる場合があるし、グランバニアとは距離が離れすぎているからいざという時にも救援が間に合わない可能性が高い。 その為に私が定期的にチゾットの洞窟を訪れて、魔物が多いところを優先的に掃討している訳だけど最近魔物の発生ペースが速くなってきた気がする。 念のため、いつもより多めに周辺に聖水を撒いておく事にした。基本聖水は魔物から身を隠す為に使われる物だけど、倒した場所の付近に撒いておけば魔物が発生しにくくなる。 「これで少しは減るといいんだけど……」 そう呟きながらも、それはただの希望で終わるであろうことを私はどこかで感じ取っていた。 * 魔物の掃討を繰り返し、洞窟内の魔物の出現数が大幅に減ったところでグランバニアに帰ることにした。 ルーラを使ってテラスから自室へと戻り、装備品を棚にしまって浴場へと向かう。 もう夜遅いからわざわざこの時間の為に入浴する人はいないから、長時間にも及ぶ戦闘後の疲れを癒すために一人でゆっくり浸かれるのは幸いな事だった。 はい、短いですね。 これがどのようになってくるか皆様もうしばらくお待ち下さい。 それでは今後とも作者と拙作をどうかよろしくお願いします。 |