のつぶやき |
2015年 07月 12日 (日) 15時 07分 ▼タイトル 今日見た夢を小説風に ▼本文 轟音。 炸裂。 宙を駆ける亜音速の銃弾は、宝石店のショーケースを完膚無きまでに叩き割った。 アニメか漫画のような覆面を被ったその男は、両手に抱えたアサルトライフルをこちらに突きつけてくる。 脱出は不可能だ。外に繋がる道は防火用のシャッターで閉ざされ、携帯電話はそのテロリスト達に奪われた。 家族達も恐怖に肩を震わせている。人質として囚われている者の中には、あまりの恐怖で気を失った者も居た。 そしてテロリスト達は、新たな見せしめのため、引き金を引き絞る。 銃口が向く先は、自分の脳天。 終わった――そう確信した。 その時だ。 突如広がった濃密な闇が、世界を覆い隠したのは。 何も見えない暗闇の中で、生々しい音だけが響く。 ぐちゃり、ぼちゅっ、ぶちゃっ、どちゅっ。 暗闇は、人間を恐怖に陥れるという。 しかし、その暗闇は違った。 どこか暖かい。孤独は感じない。母の腹の中に居る赤子のように―― 闇が晴れる。 テロリスト達の姿はない。シャッターも突き破られ、大穴が空いている。 そして、そこに立っていた者は―― 黄金の髪と、輝く紅い瞳を持った、幼い少女だった。 結論。 ルーミアさんマジかっこかわええ!← |