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『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(新版)』への感想

投稿者:tukiyomi
[2015年 11月 15日 16時 52分]

▼一言
更新お疲れ様です。

エリヤとダーシャは遂に結婚。死亡フラグを回避できたとみるべきか。

ブレツェリの親父さんの言葉は重いですね。
どんなに優秀でも1度の失敗によってこれまでの全てが否定されるのが提督の宿命ですからねえ。
原作のヤンにしろラインハルトにしろ、勝ち続けたが故の称賛であり、どこかで大敗北を喫してしまうと、あの性格による敵対者の大きさからみて、「無能者」として断罪される危険性が高かった訳ですし。
ビッテンフェルトやミュラーは本当に運も良かったとしか・・・

ドーソン提督、おせっかいといえばそれまでですが、派閥のボスとしてはこういったマメさと言うのは、意外と大事なことありますからねえ。
アッテンボロー辺りは軽蔑しそうですが、「上はしっかり自分を気にかけている」というのは馬鹿にできない部分ですし。

『勇敢で誇り高い。進む時は先頭に立ち、退く時は最後尾に立つ。窮地にあっても決して絶望しない』というブレツェリの親父さんのエリヤ評。
これ恐らく一般の人間から見た平均的なエリヤ評なんですよねえ。
客観的に見ても「模範的な民主主義政体の軍人」であり(兵卒上がりであり且つ市民の安全を第一義としている実績も大きい)、だからこそ良くも悪くも評価の対象になってしまっていますし。

前も言ったと思いますが、エリヤにとっての最大の幸運は、こういった人間心理においてもバランス感覚に優れているチェンを始めとする大人が周囲にいてくれることでしょうねえ。
エリヤが気付いていない点を的確に補佐していますし、エリヤも彼らを心から信頼していますので、そういった点を修正してのけますし。


▼返信
投稿者: 甘蜜柑
[2015年 11月 25日 (日) 19時 29分 06秒]

感想ありがとうございます。

性格の良し悪しは関係ないでしょうねえ。自分の家族殺されて「性格いいから」では許せないでしょう。肉親の死は重いです。

ドーソンは自分の派閥は見えても天下国家は見えない人です。組織人としては優秀なんでしょうけど。良き組織人と勝てる軍人は必ずしもイコールではない。難しいところです。

エリヤは(素行的な意味で)見栄えが良くて素直なのが取り柄ですね。

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