「ラジェンドラ戦記～シンドゥラの横着者、パルスを救わんとす」の感想
以前指摘した点＋物語のテンポが良いところ
悪い点
以前指摘した点は以降改善されており、快適に読んでいけます。
その点は良かったのですが…
↑の《良い点》の部分で物語のテンポが良い、と書きましたが。
それが行き過ぎて原作との整合性を失っているように思えます。
原作ではルシタニア撃退して数年後に復活した筈のザッハークがなぜ早々に復活したのか？
その理由、根拠となるような伏線、エピソードなどもなく、いきなりクライマックス的な展開には違和感しかありません。
シンドゥラ（の城の宝物庫）由来の対人外用武器の登場もご都合主義的で、ややとってつけた感があります。
二次創作で転生オリ主ものなので多少のイレギュラー（独自設定）は許容できます。
が、原作と乖離しすぎた展開や設定を盛り込む場合は、もうちょっと根拠となるものを提示しないと読者の納得や理解を得られないと思います。
コメント
物語終盤の駆け足すぎる展開は残念ですが、きちんと完結するぞ！ という意気込みが感じられてそこは安心感があります。（エタらず最終回まで読めそうだという）
ただあまりに度がすぎると、それこそ原作の最終巻あたりの展開と同じく、最後のお粗末さでこれまで積み上げてきた諸々を台無しにする、となりかねませんのでそこは不安です。
ともあれ、完結まであと少し（多分）、これからも楽しく読ませていただきます。
長文感想、大上段的感想失礼しました。
2018年 08月 29日 21時 01分