「鋼殻のレギオス IFの物語」の感想

遥

 
コメント
 二話、不夜城の所 生徒会塔→生徒会棟 『塔』でも間違ってはいないが『棟』の方が生徒会の建物という意味合いで主旨に近いのではないだろうか。高い塔であると強調したかったのであれば申し訳ない。

 はっきり言って今回の二話、読んでアイシャの言動に不快感しか覚えなかった。
 一話の「武芸者以外を選んだ者に文句言うな」だけなら別に良かったのですが、本音が「さっさと帰らせろやボケェ」と「レイフォンにいちゃもんつけんじゃねえよアァ」にしか思えない。「百人程度」と「都市が滅んだ」についても結局アイシャは百が五万であろうと何とも思わないだろうと思っている。ツェルニが滅ぼうと気にしないしそれこそグレンダンが滅んでも「ツェルニを卒業したらどうしよう、まあレイフォンに付いていけばいいか」ぐらいにしか思っていないと私は思っています。都市の滅びを経験したのは確かですがそれに対して何か思っている様子が無いのだから私にはそれを理由として責める事が理解できなかった。単にウザいニーナを黙らせるための方便としているだけに思えた。
 二話の電子精霊の話。気付いて無い、死んでると思うは原作通りですが電子精霊の危機意識が薄い、については避ける事なんて欠片も考えていないグレンダンの人間には言われたくないと思う。ましてや「怠けている」「役に立たない」「お仕置き」については何言ってんだとしか思えなかった。「お仕置き」が正当だとしてもその後ツェルニが進路変更しないならそれは「お仕置き」とは呼ばず、ただの憂さ晴らしや八つ当たりだと思う。二人を老生体にぶつけたいならこのくだりは不要だと思う。ついでにニルフィリアに殺されますよ、それは。「怠けている」「役に立たない」とか言っているがベリツェンも「怠けて役に立たなかった」から滅んだんでしょう、という事になる。第一廃貴族?ベリツェンも感知していないのだからツェルニを責めるのは全く筋が通らないと思う。
 あとツェルニは最低五年は襲われていませんが決して初襲来だった訳ではありません。


 ニーナ事件の記事、書いている人は一般生徒な為おもしろい方向へ持って行きたいと思っているのかもしれないが、いくら何でも三流過ぎはしないだろうか。

続く。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 感想ありがとうございます。
 二つに感想が分割されていますのでそれぞれについて返信させていただきます。


■アイシャについて
 アイシャの部分は多分不快感持つ人はいるだろうと思いつつ書きました。
 キツイ意見でもお気になさらず結構です。
 ただ余り不快感を持たれるのもなんですので、文字書きとしては力量不足を晒す形になりますが簡単な捕捉をさせていただきます。

 当初アイシャさんは時間などどうでもよく、ニーナやレイフォン達が存分に喋り終わるのを待って帰るつもりでありました。
 ただ問題が発生したため会話を強制終了させるために割り込みを実行しました。
 あの場においてアイシャの目的は「ニーナの意識をレイフォンから自分に向ける」事であり、相手の意識を塗り替えるためにわざと侮蔑する言葉を吐いています。
 何でそんなことをしたのかは二章の後半辺りで少し触れます。
 既存の文で言えば「労苦や苦役にも種類はある」の部位が行動原理の半分を示しています。
 正直な話、アイシャさんの行動原理は設定した私自身「うわめんどくせぇ」ってなるレベルで拗らせてます。

■二話の電子精霊について
 アイシャさんは廃棄族が汚染獣に特攻する事をロクに知りません。
 他二人は多分一般論として話しています。
 というか三人の中で廃棄族のまともな知識持っているのクララだけです。
 罵倒台詞は人間でも捕捉出来ているのに専門職が何やってんだという思い。それと行動原理に引っかかったからの愚痴です。

 それと次の話で分かるので言っちゃいますが老成体ルート外れます。
 そして原作の事件が諸事情で前倒しされます。オリジナル事件でてきます。
 原作でツェルニはニーナの言葉を理解できて無い部分もあり、ツェルニと人との対話は微妙です。そのため仕置きはベリツェンが行います。

 同族同士の行いですので二ルフィリアは出てきません。
 原作でも黄金の雄山羊(都市名忘れた)に乗っ取られて衰弱状態にされたのに二ルフィリアは出てきていません。
 なのでお尻ペンペンくらいならセーフ。目を付けられるだろうけどきっとセーフ。
 レギオスの絵本やらレジェンドオブの方を見る限り結構丸くなっています。
 致命的行為をしない限り睨んで罵倒するくらいで許してくれると思います。

■ツェルニの汚染獣
 色々調べてみたら十数年ぶり? だったみたいですね。
 訂正しておきます。情報有難うございます。

■雑誌記事
 都市にあれだけ人の数いれば三流もいると考えています。
 ゴシップ記事の類はいつの時代もあります。
 ルックンも一枚岩ではなく、そして新聞部も一つではありません。
 特にニーナの場合は二年前に問題を起こしたため悪印象もあり、そういった記事を書かれやすくなっています。
 色々なバックボーンは後々の展開の中で書いていく予定です。