「外伝 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

tukiyomi
tukiyomi
 
コメント
更新お疲れ様です。

成程。確かにこれ以降の流れを考えるならば、ココアさんがラインハルトをいたぶっているとみられても無理ないですわ。
600万将兵の前で『お前は大軍を動かせる器じゃねーよ』と宣言され、メルカッツ招聘も『俺の代わりに戦場でお前の御守が必要なんだよ』と見られ、若手将官の抜擢も『ミュッケンベルガーと共に戦った古狐達じゃあ振り回されるだけだろ』と判断され、最後に出兵を反対されたのも『そいつらで勝てる訳ねーだろ』と言われたようなもんですから。
プライド高いラインハルトにとっては屈辱ですし、ラインハルト第一のキルヒアイスも『ラインハルト様をいたぶりやがって』と感情的な反発を抱かざるを得ない。

ただこれもこの2人の自業自得なんですよねえ。
大多数の人間からすれば、ココアさんがあれだけ好意を示しているにもかかわらず、その好意を理解しないで逆恨みしているですし。
本編のラインハルトの最大の欠点は、反省をしてもそれが長続きせず、おまけにストッパー役のキルヒアイスがまるでストッパー役を果たしていないなんですよねえ。

義眼がいなくても間違いなく自滅して終わるだけなんですよねえ。この2人。