「亡命編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

DD13
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良い点
【第百二十五話 酔う】
ヤン提督とヴァレンシュタイン諮問委員長閣下が、本音で接触出来た事は良かったです。
ヴァレンシュタイン委員長が、より狡猾ならば ヤン提督にすり寄るような振りをして、友誼を結び ヤン提督に『所詮亡命者で、権力の犬め!』と油断させて彼を徹底的に利用し、外堀を埋め、シトレ元帥やフレデリカを含め彼の周りの人間を抱き込み、腹の中で『所詮 理想に酔う痴れ者よ』と蔑むような関係になっていたら「悪夢編」より救いが無いです。
この衝突が、後日来るであろう二人の邂逅への布石となることを願って止みません。