「銀河英雄伝説～生まれ変わりのアレス～」の感想
『犠牲よりも大きいもの』でアッテンボローがアレスを評した
>戦術的には有効であるが戦略的には無意味である
に対するラップの解釈で
>ワイドボーンは公開して打ち砕くことで、後輩たちの手綱を握りしめようと考え――そして、その後輩はワイドボーンの考え方にNoを叩き付けたと僕は思う
とあるように、『真の意味での』戦略目標を達成するためにシュミレータでの完璧さを追わないアレスが表現されています。
上記の部分を見て分かる通り、局所的な戦略での苛烈さより『真の意味での』戦略を何としてでも達成しようとする貪欲さがアレスの持ち味です。そういった面を自身で理解できているがゆえに、シュミレータのバグを使うことによってライナを倒すことは、文字どうり”アレスの全力”を見せることと同義だったと解釈できます。
以上の点から、ここ数話は物語に深みが出てきて非常によいと感じました。
面白いです。続きに期待しています。
作者からの返信
2013年 11月 10日 18時 24分
2013年 11月 10日 18時 24分
バグについては、迷った点もありますが、
アレスらしくあるために登場させた経緯もあります。
楽しんでいただければ嬉しく思います。
これからもよろしくお願いいたします。
2013年 11月 10日 09時 55分