「冥王来訪」の感想一覧

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>創作に対するポリティカルコネクトのことでしょうか。

啓蒙時代には、政治的に反体制的な知識人たちが書いた高深な理論を誰も読みませんでしたため、知識人たちはエロ本に自分の思想を書き加えて、多くの人が偉大な思想家の理論を読むことができましたと劉仲敬氏はそう述べます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>啓蒙時代には、政治的に反体制的な知識人たちが書いた高深な理論を誰も読みませんでしたため、知識人たちはエロ本に自分の思想を書き加えて、多くの人が偉大な思想家の理論を読むことができましたと劉仲敬氏はそう述べます。

 古典である「人形の家」などは物語の形式をとっていますが、婦人解放運動の煽動本でしたしね。
奇行で知られるサド侯爵もフランス革命で釈放されて、当時は持て囃された人物でしたし、作家マゾッホもどちらかというと進歩思想的な面がありましたね。

ふと振り返ってみると、東欧や北欧の人間は性的に倒錯した思考の持ち主が多いですよね。
これは今のドイツ人などの思考にも与えている影響は強いのではないでしょうか。
 古くはプロテスタント運動が過激化した地域でもありましたし、共産主義の発展した場所でもあり、ナチズムの様な単一的な思考に陥りやすいのも、マゾヒズム的な倒錯した思考を抱えているからでしょうかね。
(マゾッホは、今のウクライナのリヴィウ生まれのオーストリー貴族でした。
リヴィウは1945年以前はポーランドの土地で、どちらかというとスラブ文化よりドイツ文化圏の影響の強い場所でした)

 
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エロ本の中にある体制に反対するコメントについてどう思いますか? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 創作に対するポリティカルコネクトのことでしょうか。
そもそも、エロ本、小説にしろ、劇画にしろ、映像作品にしろ、全くの空想なのですから現実をあてはめる方がおかしいんですよね。
 官能小説の読者などは、知的水準の高く大人しい人が多いとされています。
文書を基に全くの空想で、文中に表現された房事を疑似体験するのですから、ある程度の文書の読解力と知識が求められるからです。
 エロ劇画の作家は小説家以上に大変でしょう。
参考資料を集めて、それを絵画化するのですから、これは並大抵の努力では出来ません。
それに今の劇画は、昔と違って、画力の高い作家が掃いて捨てるほどいるので、ちょっとやそっと絵が描けるでは、売れないでしょうね。

 良く男性向けばかり攻撃対象になりますが、女性向けの恋愛小説やジュブナイルポルノなどは、ものによっては男性向け以上にハードですよ。
昔の作品でも時折ドキッとするような表現の作品はありますからね……

 まあ、欧米などはあまりにもポリコレがひどくて創作活動がまともな出来ない状態になっていますが、日本には波及してほしくないですね。
私自身は、皇室を貶めるような創作でなければ、どんな作品でも出していいと思っています。
 たとえば、ハードなSMや、ホモセクシュアルを扱った作品、流行りの寝取り物など……ちゃんとゾーニングをして販売する分には問題ないと思いますよ。
隣国・韓国では色々規制されていたそうですが、今はウェーブトーン(Webtoon)の18禁漫画を日本で売ろうとしているほどですからね。
売るのは構わないのですが、そこら中に18禁漫画の広告を載せるのは止めてほしいですね。

 それとも台湾で、なんか規制でもあったのでしょうか。昨今の政権交代で。
この2~3年で台湾では18禁漫画のモザイクや規制が解除されたと思ったのですが……
 アメリカでは18禁作品に関しては、FBIによる細かい規制があるそうですが。
細かい表現規制のせいで、実在の女性に対する性犯罪が増加しているという話もありますね。
そういう話を聞くとフェミニストの「女性を守るためにポルノを否定する」という話も本末転倒に思えてしまいます。



 
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>ソビエト市民なら、銃を取って日本帝国主義者と戦うべきではないのかね

今のウクライナ軍と西側諸国には227号命令と270号命令の必要でしょうが?(現在のロシアは強弩之末と言えますけど。) 
作者からの返信
作者からの返信
 
>今のウクライナ軍と西側諸国には227号命令と270号命令の必要でしょうが?
西欧諸国はともかく、ウクライナでは恐らくソ連国防人民委員部第227号命令と似たようなものが出ているという話があります。
男狩り(強制的な徴兵)をしていますし、武器も弾薬も不十分なまま突撃させて兵力をいたずらに損耗させていますから、囚人兵の活用などという案が出てくるのでしょう。


>西側諸国
G7各国の中で、冷戦期の延長で大規模な軍備を維持していたのは日本だけですからね。
ウクライナ紛争が始まるまでは日本の軍事ドクトリンは40年前の古いものだと散々にこき下ろされたものです。
 ドイツは、1990年の統一以降、一貫して通常戦力や兵力の削減など軍備縮小を行い、軍そのものも正面作戦より非正規戦闘(対テロ作戦)に重点を置く軍事態勢に変更しました。
 120機以上あった海軍航空隊の戦闘機部隊を全廃し、2000両以上あったレオパルド2戦車も今は280台ほどで、実際に動くのは150台ほどです。
 空軍の戦闘機は、120機ほどありますが、365日24時間体制で、スクランブル発信できる状態ではなく、夜間や極端な天候悪化の際はドイツ空軍は航空機を飛ばせないほどになってしまいました。
隣国スイスやオーストリアも8時から17時での航空機の運用をしていますから、それに合わせたのかもしれません。
 今のドイツは米軍やフランス軍に、おんぶにだっこなので、経済に全振りできていますが、それでも軍事部門の衰退は著しいものがあります。
 これはドイツの国内産業の急速な衰退が関係して居まして、安いロシア産の石油やフランスからの電力を基にして、自動車などの高価格帯製品を作り、輸出する構造に、この30年で変えてしまいました。
兵器関係の会社もそうですが、不採算部門などは中国メーカーや韓国メーカーが買って、ドイツブランドで販売しています。
刃物で有名なゾーリンゲンの高価格帯の刀剣やナイフなどは、皆日本の関市の刃物メーカーの物を使って、ドイツで組み上げたものです。
マイクロメーターや電子測定機器などは、日本のミツトヨの奴をドイツで載せ替えたものもありますね。
スイス製の工具でも日本のメーカーにOEMしているのがあるので、ドイツのは結構多いでしょう。

 東独時代は、頑張って国産化していたのですが、今は人件費の安い東欧から買ったり、他国に工場を作って、最終的な修正だけをドイツでするという方式ですね。
 車なども、ブランドだけBMWやダイムラーで、雑な作りの物が増えました。

ダイムラーがクライスラーと一緒になった時にどうやら、一級のロゴのついた三級品でも、一級のロゴだけあれば消費者は騙せるという、アメリカの自動車業界の悪い面を学んでしまった様で、かつてのように耐久性に優れたドイツ車というのは、今は昔の話になりました。
 ドイツは電子制御に昔から弱くて、冷戦時代は何とか力を入れていたのですが、統一後はよそから買った方が安いという事で、おざなりにされてしまいました。
今もドイツ政府やドイツ国鉄ではMS-DOSを使っていて、その技師が不足しているので再度募集をしているという話が去年の11月頃あったくらいです。

ちょっと助長になったので、一旦切りますが、とにかく西側は冷戦後の平和をいいことに惰眠を貪って、軍備を怠った付けが今になってきているという事です。
まあ、東亜という冷戦がずっと続いている状態の方が以上ですし、世界全体から見たら、東亜は阿修羅道の地という特別部落なのかもしれません。
 欧州基準で考えるならば、台湾や韓国といった小国で100両を超える戦車や即時スクランブル可能な航空戦力を維持しているほうが、以上ですからね……
人口比で言えば、韓国・台湾はチェコスロバキアやポーランドほどいますからね……

 
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>何気にあの先生は、戦争小説書いているんですよね

Austria Lee氏の観点による、山﨑豐子さんは田中芳樹さんと富野由悠季さんと庵野秀明さんと小島秀夫さんと同じ、大正から昭和までの日本帝国への懐かしい傾きくことでいうのでしょうが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
>大正から昭和までの日本帝国への懐かしい傾き
いや、山崎先生の場合は大正生まれですから、冨野監督や田中芳樹先生より一世代、二世代上です。
なつかしさの回想というより、彼女自身の実体験も含まれているでしょう。
一次資料に依存しすぎるきらいはありますが、実際に事件が起きた当時を生きた人間ですからね。
 その辺は、本人の事件に接したときの記憶や個人的な見解もあるでしょう。
もともと毎日新聞の記者出身でしたから。
記憶が確かなら、戦時中の入社だったかな?
 
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もし沈まぬ太陽での竹丸欽二郎にも空難をしましたら、カルマで言えますが?(当然、原作にはそんなシーンがきません。) 
作者からの返信
作者からの返信
 
 台湾でも山崎豊子先生、有名なのかなと思ったのですが「大地の子」の原作者でしたね。
というか、何気にあの先生は、戦争小説書いているんですよね……

>もし沈まぬ太陽での竹丸欽二郎にも空難をしましたら、カルマで言えますが?
というか、竹丸(金丸信がモデル)が金集め程度で死んでいたら、利根川(中曽根康弘)とか龍崎(瀬島龍三)もひどい死に方せねばいかんでしょう。
なお、モデルとなった中曽根康弘と瀬島龍三は、軍での経験やその後の経歴は全く違いますが、両方ともにスターリン主義者という共通点はありました。
中曽根スターリン主義者説は、筑波大名誉教授の中川八洋先生が熱心に唱えられている説で、中曽根は、思想家で防衛大校長を務めた猪木正道のと昵懇の仲でした。
 猪木はスターリン主義者で、バリバリの社会主義者でした。
これは20年以上前に彼の直弟子から直に聞いた話でもありますし、猪木の事を敵対視する研究者も同じことを申していましたから、恐らく事実でしょう。
 瀬島は、シベリア抑留中か、帝国陸軍にいた段階かは不明ですが、赤化した軍人であった事は間違いありません。
戦後、自衛隊に復帰するという案もあったのですが、米軍関係者から嫌がられ、伊藤忠商事に行くことになったという噂があります。
この辺は回顧録や周囲の話とは違う点ですね。
 
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無理しない範囲内で執筆してください!作品の質が下がるのは嫌ですから。反物質兵器も登場してほしい。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 激励のお言葉、ありがとうございます。
去年の半ばから、公私ともに多忙になり、今年に入ってから立て続けにいろいろな事が起きているので、何やらご迷惑をかけてしまっているところもあると思いますが、その辺はご容赦ください。

 シュヴァルツェスマーケンの作品の醍醐味である、1970年代後半から1980年代前半という冷戦期の世界情勢というのは、どうしてこの2020年代とは40年以上の時差があります。
私自身も勉強途中で、あれこれ言うのもおこがましいのですが、どうしても読者様の中にはその当時の雰囲気とか、時勢というのがこうであったのかと分からない方も多くいると思います。
また知っている方の中には、当時の世界情勢の雰囲気などが作中で表現できているかという点もあるでしょう。

 そういった点からこの二次創作では、BETAと戦術機、マブラヴ世界の日本以外に関しては、なるべく史実に基づいた話にしようと努力しています。
 もっとBETAや戦術機の活躍が見たいという言う方もいるかもしれません。
でも、冷戦という舞台装置がなければ、柴犬の醍醐味の架空戦記というは失われてしまう気がするのです。

 執筆に時間的余裕が欲しいのは、推敲する時間が必要なのと、自分の妄想を文章化する時間的余裕が欲しいからです。
焚火を燃やすにも薪木が必要なように、私の小説にも資料と参考文献が必要なので、それを集めて精査するのも重要になってきますね。

それに執筆中に史実との差異に気づいた場合は、極力修正していますが、後で史実との誤差や参考資料が手に入る場合もあります。

>反物質兵器
一応、レーガン大統領時代のアメリカにあった戦略防衛構想(SDI)でも荷電粒子法などの研究はされていましたからね。
対BETA、対ゼオライマーで、予算的な制約の吹っ飛んでいる冷戦期のアメリカなら、ポンと研究予算が出そうですね。
荷電粒子や、陽電子による医療器具は既に実用化されていますしね……
 ガンダムやエヴァ世界みたいに、陽電子砲でも出そうかな……
大気圏内で使えるようにして……
 宇宙空間ならバンバン撃っても問題ないんですけどね。
今回の太陽フレアの地球到達でも、太陽から電子や、陽子から鉄までの荷電粒子が放出されてますからね。
科学的考察も調べるかな……

 とりあえず、連載の速度を変える場合は、小説本文のあとがきと、つぶやきで連絡いたします。
ハーメルンの方にも告知しましょう。
 変えるとしても、5月19日以降ですね。
コメント欄やつぶやきを見ていない読者様にも、周知する機会を設けるためです。

最近、自分でさえ、去年ほどの質を維持できていないのを感じていたので、今回のお言葉は非常に助かりました。
今後とも宜しくお願い致します。 
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>戦略航空機動要塞XB-70

完成ははやいすぎるでしょうが?  
作者からの返信
作者からの返信
 
ご感想ありがとうございます。
 
>完成ははやいすぎるでしょうが?
設定資料集によれば、1974年の段階では、戦略航空機動要塞(HI-MAERF)計画は、亡命ドイツ人科学者(おそらくフォン・ブラウン博士)の建議で始まったもので、実験機は1970年代には完成していました。
実験は1980年に行われるのですが、G元素による重力操作に対応するスーパーコンピューターがなく、自爆事故を起こします。
そのまま、香月夕呼が出てくるまで、ロッキードやノースアメリカンからも見捨てられ、20年以上倉庫の奥底で埃をかぶってました。
 問題が解決したのは、超能力者の社霞と、脳をコンピューターに置き換え、全身をサイボーグ化された鏡純夏が出てからですね。
大変雑な表現ですが、米軍ではゴミ扱いだったのを、ソ連の人体実験技術で、戦略航空機動要塞を再活用したという形になります。

 今回の話は、実験機が有人飛行して、ロスアラモスからワシントンに飛んだだけです。
実は、原作でも、12名の操縦士で、有人飛行自体は、1980年にはできているんですよ。


 あと、設定資料集を見ていたら、1978年の段階では、東西ドイツは、すでに失陥(しっかん)しているですよね。
パレオロゴス作戦から5年も持つのは、おかしいなと思っていたのですが……。
 これが事実だとすると、今度はシュヴァルツェスマーケンの物語自体が、マブラヴオルタの時空のIF歴史、確率時空ではないかと思えてくるわけです。
 普通に考えて、KGBが支援した秘密警察と国軍が内戦やっている国が、BETA相手に持つはずないですものね。
 いろいろ資料集は、そういう意味で楽しい読み物ですわ。
(ageの内情から考えれば、資料集を出した2009年時点と、TEをアニメ化した2012年の段階では事情が変わってきて、外伝を書くことになったから、資料集の設定を捨てたのでしょうね) 
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グリフィン作戦において、もしアメリカ憲兵がナチス.ドイツの国民のみが理解できる文化を利用して、アメリカ兵士に変装したオットー・スコルツェニーの部隊を検問したら? 
作者からの返信
作者からの返信
 
>グリフィン作戦において、もしアメリカ憲兵がナチス.ドイツの国民のみが理解できる文化を利用して、アメリカ兵士に変装したオットー・スコルツェニーの部隊を検問したら?

グライフ作戦に限らず、第二次大戦中の参戦国で偽旗作戦をやってない国はないでしょう。
日本も支那事変の早い時期から同様の偽畑作戦で苦しめられたという趣旨の話を、だいぶ見聞きしました。

ロシアスパイの疑惑がある元外務省職員の佐藤優が、KGBやGRUではボタンの糸の通し方でロシア人か、欧米人か判断するという冗談のようなことを、小学館の雑誌「週刊SAPIO」(現在は廃刊)で15年ほど前に申しておりました。
 文化的な質問もするでしょうが、最終的には多方向からの検証を経て、スパイと確認するのではないでしょうか。
グライフ作戦の時は、米軍側でかえって混乱して、同士討ちが発生するほどです。
 仮に米軍憲兵隊がオットー・スコルツェニーの部隊を逮捕しても、米軍の兵士の中にはドイツ系がいますから、ドイツの慣習を知っている人間もいましょう。
仲間の中に敵が紛れ込んでいるという事で、混乱はしばらく続くのではないでしょうか。
 日本軍の支那事変や、米軍のベトナム戦争、ソ連のアフガン侵攻では、現地人協力者を使いましたから、偽旗作戦の摘発は、ものすごく大変だったのではないでしょうか。
 逆に、日本もそうですが、米軍のLRRP(長距離偵察隊)などは、黒く染めた軍服にピスヘルメット、ソ連軍は敵の服装に偽装したコマンド部隊を送り込んでいました。
 
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>一統の君を頂く日本とは事情が違って、混乱を招きやすいですよね……

君主国は共和国よりも優位とは、共同な王室による統治することが共同な言語による自分を統治することよりもはっきりおよびコストも低下だと劉仲敬氏がそう述べますし、民たちは絶対に裏切らない人を望みますから、君主制を擁戴するとChenglapがコメントしました。 
作者からの返信
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建国当初より多民族国家のベルギーは、ドイツの諸侯、ザクセン=コーブルク=ゴータ家から貴公子を迎えて、王に擁立していますからね。
ルクセンブルグやオランダが、すでに宗家が絶え果て、サリカ奉天を捨ててでも、ドイツ諸侯から女性君主の配偶者を迎えて、王位を維持しているのは、その様な経緯があるからでしょう。
 ただし昨今の男女平等論や、貴賤結婚で、王位そのものへの尊崇の念が薄れて言っているような気はします。
スエーデン王室などは王子がいるのに、男女平等の世相におもねって、女性王太子立てて、平民の男と結婚させましたからね……
王室より古い貴族のいる国ですから、このまま基線結婚の女王が立てば、王室への尊敬の念は弱まるでしょうね。

>民たちは絶対に裏切らない人を望みますから、君主制を擁戴する
とくに欧州の貴族だと、元々領土を多国間に渡って持っていたせいでしょうか。
あまり国家への帰属意識が薄いように感じます。
 EU構想の下となった思想を作ったのは、リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー(青山榮次郎)伯爵などを代表とする貴族層でしたね。
第一次大戦後のハンガリーの急速な共産化も、ユダヤ系の貴族だったと記憶しています。
というか、ビルダーバーグ会議にしろ、ブリュッセルのEU議会にしろ、隠然とした貴族の影響は、欧州統合の構想に関わってますからね。


捕捉(2024年5月6日 17:40 追記)
 米国や韓国などは4年から5年に一度国家元首が変わるたびに、国政の方針が転換し、混乱しているのを見ていると気の毒だと思います。
台湾も1986年の民政移管後は、総統選のたびにすったもんだしていますよね。
結局、国の安定で言うなら立憲君主制の方が安定していて、それに勝るものはないと思います。

欧州の王室に関するどうでもいい話は、半ば彼らの王室の在り方に対する不安と思って、聞き流してください。
父系継承を止めれば、王の系譜は鼠算式に増えて、その希少性は失われるので、少し不安になったのです。  
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おそらく、イデオロギーに基づいてロシアを支持しているのはハンガリーだけでしょうが?ハンガリーは進歩的な価値観(共産主義を含む)に反対していることにもかかわらず、領土割譲を強いられるというトリアノン条約症候群を抱えています。 
作者からの返信
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70年近く前のハンガリー動乱を覚えている世代もいるでしょう。
何よりもウクライナを挟んで、ロシアと地続きです。
エネルギーもチェコの様に原発を国産化できずに、ロシアのパイプラインで依存しています。
(チェコは、持ち前の技術力と時の政治情勢で、運よく、ソ連の原発のノウハウを手に入れました)
そうすると、どうしてもロシアの顔色を窺わざるを得ないでしょう。
これが日本のように大海を挟んでいれば、強気に出れるのですが……気の毒ですね。

 あとは思想として弱いのは、固有の君主を頂かずに独立したことも関係あるかもしれません。
君主がいれば、政体としては安定しますから、1919年の独立時にオーストリー王室の皇子を王としていただいていれば、変わったかな?
敗戦後、共産化したから、何とも言えませんが、強力な君主がいなかった東欧地域は、一統の君を頂く日本とは事情が違って、混乱を招きやすいですよね…… 
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本来アゼルバイジャンとは、ソビエトが第二ドイツ帝国のトランスコーカサス連合と協約国の支援を受けたアルメニアとジョージアをターゲットとして設立した傀儡でありましたが、ソ連崩壊後、ロシアはアルメニアを支援することを決定し、アゼルバイジャンはロシアとアルメニアへの報復の貯め、アメリカとトルコに近づくことを余儀なくされます。 
作者からの返信
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 中央アジアのイスラム教の藩王国は帝政ロシア時代に植民地化されましたからね。
有名な寺院などはさすがに現存していますが、地方の小さい宗教施設は徹底的に破壊されたせいで、かつての文化が断絶してしまって、1990年代末は、却ってイスラム原理主義者が入って暴れているほどでした。
今は誘拐事件とは減りましたが、一昔前はODAで行った日本人などは毎年のように誘拐されたものです。


 
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>ある意味、見捨てるような処置をしましたからね。

確かにそうですが、フランスはロシアを代わり、アルメニアの新しいバンキングとしていますし、フランスもギリシャとトルコの喧嘩でギリシャを支持します。 
作者からの返信
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 対露牽制という点ではトルコは非常に重要な国なのですが……
米国やNATOと一定の距離を置くフランスの外交姿勢を鑑みれば、致し方ない面もあるでしょう。
問題の奥底にはトルコがイスラム教国というのもあるのでしょうね。
キプロス問題も、尾を引いていますしね……
 
 所詮EUはキリスト教とローマ帝国を基盤とした地域共同体ですからね。
EUのお荷物的存在であるギリシャとは言えども、同胞の意識はあるんでしょうね。

>フランスはロシアを代わり
フランスとロシアの関係はなんだかんだ言ってもそれほど悪くは無かったりする面もあるんですよね。
KGBやGRUが戦前からテロをしたり、共産党系組織がパリで暴れてはいましたが、18世紀以前からの関係があるせいか、色々結びつきが深いですしね。
カテリーナ2世などは孫のアレクサンドル1世の為にフランス人の家庭教師をよぶほどのフランスびいきでしたし、近年でもクリミア併合が起きるまではフランスに兵器発注するほどでしたからね。
冷戦中に、T-80戦車の情報を手に入れようと各国が潜入工作員を送り込んでスパイ工作をする中、堂々とフランスの情報部はソ連参謀本部に直談判してT-80の写真を貰ったなどというまことしやかな話もあるほどです。
 
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>国際政治の機敏という物を少し無視した強引な意見でしたね……

すみませんでした、実はロシアとイランと中国は帝国の合法性の危機に直面するので、この3国が協力しなければ、アメリカを核として主導の世界秩序(民族国家を核としてウィルソン主義)の前に滅びるとなります。

アルメニアがロシアやイランと肩を並べたい理由は、アゼルバイジャンに抵抗するためだ。 アゼルバイジャンは米国とトルコの支援を受けているため、ロシアとイランはアルメニアを支援しなければならない。さもなければ、アゼルバイジャンがアルメニアを破れば、イラン北東部とロシア南部は武装組織の浸透と帝国から分離することに直面することになります。 
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>アルメニア
でも今回のナゴルノカラバフ紛争で、ロシアはシリア内戦でのトルコの進出を避けるために、アルメニアを、ある意味、見捨てるような処置をしましたからね。
アルメニアのパシニャン首相が激怒して、当てつけのように米国に秋波を送るのも分かる気がします。

>ロシアとイランはアルメニアを支援
 敵対国であるアゼルバイジャンには、ロスチャイルドが開発したバクー油田がありますから、今もユダヤ系との関係も想像以上に深いのかな?
2022年以降、イスラエルの外交関係者がバクー詣でをしていたのも、その関係かな?
イスラエルが外交での積極攻勢に出ているのなら、その対立構造が激化するのは、納得がいきます。
 というか、イラン人にしてみれば、アゼルバイジャンはイラン領でしたからね。
いずれは、取り戻したいのかもしれませんし、イランのアゼルバイジャン人(アゼリ人)は一緒になりたいのかもしれません。
 つくづくイランという国も、ロシアに翻弄された国の一つでありますね。
今の日本人はそういうロシアの暴力に無関心なのは、そういった事実を知らないせいもあるでしょう。
 17世紀以降のロシアの領土拡大という名の世界侵略という物を学術的に研究した日本語の著作というのがあれば、違ったでしょうが。
米国や英国の拡張主義に関する著作は、掃いて捨てるほど、あるんですけどね…… 
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>反米という点でつながっている

いや、ただの反米です。もし党国体制であれば、なぜナチスはソビエトと戦争にすると毛沢東がソビエトと決裂にしますが?

それに、アルメニアにも民主体制にしますが、なぜアルメニアはロシアとイランに立てますが? 
作者からの返信
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>もし党国体制であれば、なぜナチスはソビエトと戦争にすると毛沢東がソビエトと決裂にしますが?
 国際政治の機敏という物を少し無視した強引な意見でしたね……
まあ、イランイスラム革命にしても、パーレビ国王があまりにも地方の意見を無視した近代化という側面がありましたから、致し方ない事ですが。
あの時点で親米国家を失ったのは、冷戦期のアメリカにとっては大打撃でしょう。

それともアメリカ自身が、当時の民主党政権自体がいろいろな思惑があって、イランを切り捨てたのかもしれませんけど……


 
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最初にムッラーたちにはイスラム法学者の統治について考案は、ムッラーたちは在野で政府を監督でありましたが、ホメイニの手によって修正するので、本来のイスラム法学者の統治はソビエト・ナチスにようなイスラムバージョンの党国体制となります。 
作者からの返信
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>本来のイスラム法学者の統治はソビエト・ナチスにようなイスラムバージョンの党国体制となります。
今のイランとロシアが緊密な関係なのは、反米という点でつながっているだけではなく、そういうイランの党国体制があるのかもしれませんね。
というか、戦前からのパレスチナ独立運動やアラブ人運動にはナチスと関係した人士もいますから、そちら方面から入ったのかもしれません。

マブラヴ世界の日本に存在する元枢府は、どちらかというと貴族の合議制だったのではないでしょうか。
マブラヴオルタでの軍事クーデターは、煌武院悠陽による独裁体制を築くために彩峰中将の部下たちを使嗾して起こしたものですから、将軍はもともと権力が弱かったのかもしれません。
 過去の三つの幕府も、強すぎる権力志向の将軍や、執権・執事・側用人といったと実力者たちは、暗殺や失脚という形で排除されていますから、日本人は支那王朝の皇帝の様な絶大な権力者を嫌う傾向にあるんですよね。

 近代的な法システムの上にあるという点では、明治日本にあった枢密院に似てるのかな?
でも枢密院は、明治大帝や維新の元勲が健在の頃は、憲法制定や皇室典範の成文化が一番の仕事でしたから、違うかな?
ちょっと説明が難しいですね。
 
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>この人、軍人経験のない民間人なんですね。

顧立雄氏はアメリカの軍事購入を入るので、彼はアメリカ人とのコネがあります。アメリカ方では顧立雄氏のバッキングとして、顧立雄氏による国軍を指揮すると国軍がアメリカの意思を服從できます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
丁寧な説明ありがとうございました。
どうしても日本人は台湾の国情に疎いので、今回のようなことは非常に助かりました。 
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>黄埔軍官学校系の影響というのはなかなか治らないでしょうね

今の台湾の国防相、顧立雄氏はアメリカの政治将校として、アメリカが台湾軍を指揮できる保証を提供します。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>顧立雄氏はアメリカの政治将校として、アメリカが台湾軍を指揮できる保証を提供します。
 この人、軍人経験のない民間人なんですね。
非常に珍しい人事じゃありませんか?
国防部長が非軍人って、国民党時代以来の国防部長は軍人という不文律を否定する様な事をして、現場の軍人や軍の組織は動くのでしょうか。

自衛隊みたいに、旧内務省系の官僚が内局を牛耳っていて、現場の声を無視している場合や、米国のように非軍人か退役して5年以上たった将軍が付くという風に決まっていれば違うでしょうが。

 まあ一応台湾には、国防法があって、規則で文民統制にするみたいに決まっているんでしょうか。
詳しい事情は分からないので、余りあてずっぽうな意見を書くのは止しておきましょう。

まあ、悲観的な意見ばかりで、すいませんね。
 
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どころが、冥王来訪でのアルバニア事件について設定はということですが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 ご感想ありがとうございます。

>どころが、冥王来訪でのアルバニア事件について設定はということですが?
第17回の「慕情 その1」(ハーメルンでは第6話「慕情(ぼじょう)」)での米海軍によるアルバニア侵攻事件ですね。

これはカシュガルハイヴを単独攻略した中共への牽制で、米ソ両国が秘密協定をもってして、友好国のアルバニアを亡ぼしたという設定です。
 ホッジャを処刑する事ばかりを書くことに熱心になってしまい、肝心の細かい説明が何にもありませんでした。
というか、アルバニアにはチェコやハンガリー、ポーランドの様に受け皿になるような勢力がいないんですよね。
史実のように内戦をやってねずみ講で国が亡びるか、即席の憲法を作って米国の傀儡になるか。

 それとも第23回の「策謀 その2」(ハーメルンは第8話「策謀(さくぼう) 後編」)で、ハンニバル大尉がユルゲンに話した説明ですか。
 
 対人、対航空機戦を想定した戦術機の訓練という設定ですかね。
これはガンダムやほかのロボットもそうですが、全高が18メートルもあると、対空機関砲やロケット砲のいい的ですよ。
 ガンダムの場合は、装甲がルナチタニウム合金という特殊なもので、CIWSの役割を果たす対人用のバルカンがあるので、何とかなりますけど……
 戦術機は、人が担いで運べるソ連製のRPGー7対戦車砲で撃破できますからね。
おまけに突撃砲は、銃身も短くて威力も弱い豆鉄砲ですからね。
 迫撃砲並みの威力しかない120ミリ滑腔砲で、BETAと戦術機倒せるんですから、それより強力な戦車や攻撃ヘリや、旧式の攻撃機F-86 セイバーにはかなわないでしょう。
そういう前提でその話を書いた覚えがありますね。
 柴犬のアニメでも、戦術機は軽装備の歩兵にバンバン壊されていたような気が……
重装甲のファントム系のバラライカでこれですから、F‐14トムキャット以降の軽量戦術機は、ブローニングM2重機関銃でも、戦いようによっては勝てそうですね。
 
(非会員)
 
コメント
>米軍との交流はあるはずです

李喜明氏は沖縄戦の結果と潜水艦の軍事的重要性を知っていた可能性もありますが、セクショナリズムのために、李喜明氏が非対称戦争の訳で、黄埔系たちが好き銃剣をプロパガンダにしている。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>セクショナリズムのために、李喜明氏が非対称戦争の訳で、黄埔系たちが好きな銃剣をプロパガンダ
 帝国陸軍の空挺兵が創立に関わった陸上自衛隊第一空挺団では、落下傘の装備に関しても、軽量なフランス製の落下傘ではなく、国産の60式落下傘の使用を固持していたという話があります。
検証結果で、フランス製の落下傘にしたのですが、なぜか翌年には国産の新型落下傘も同時採用されるということがありましたからね。
日本の自衛隊でも旧陸海軍の影響はいろんな形で残っていますから、台湾軍の場合はよほど改革をしない限り、黄埔軍官学校系の影響というのはなかなか治らないでしょうね。

>非対称戦争
 国民党軍は先の戦争で焦土作戦をとっていましたよね。
広い支那ならいざ知らず、中央に高い山脈が走り、東西の沿岸に僅かな平地しかない台湾でそれをやるのは酷ですよ。
 狭い沖縄だって、北部の森林地帯ではなく、開けた南部で戦闘をしていましたからね。
案外本土決戦やるにしても、沿岸部は早々と降服してしまうのではないでしょうか。
住民感情として、今の経済的に豊かな台湾人が徴兵での戦闘に耐えられるのかという疑問はあります。
(その辺は、戦後80年、実戦経験のない自衛隊も同じかもしれませんね)
 
(非会員)
 
コメント
>戦後は米軍の指揮官教育を受けた事ばかりが念頭にありましたが

台湾における空軍と海軍では問題ではありませんが、台湾における陸軍では黄埔系が掌握していたので、ウェストポイントより台湾籍卒業生たちは栄進できません。ウェストポイントにおける台湾籍卒業生たちは台湾の陸軍から辞任することしかできません。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 自衛隊(特に海自)と韓国軍(陸軍)で、そういう話を本で見たり、人づてに聞いたことがあったのですが、どこでもそういう事はあるんですね。
今の海自も旧海軍時代同様に、防大・幹部学校のハンモックナンバーで一生が決まります。
一般大卒や商船学校卒の士官と防大卒では、呼び方も違いますし、扱いも違います。
戦争に負けたとはいえ、海軍組織は解体されずに、第二復員省から、海上保安庁、海上自衛隊と人員が横滑りしましたからね。
いい伝統ばかりではなく、海軍時代の陰湿ないじめや暴言が、そのまま残りました。
 

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